【2人展】光を灯すこと 12/6-21

ok galleryにおいて高橋鮎子と松岡まどかによる二人展「光を灯すこと」を開催します。

高橋はルッキズムを起点に、容姿がどのように規範化され、医療行為を含む自己/社会的抑圧を生み出すのかを批評的に問いかけてきました。一方、松岡は弔いや祈りの形骸化が進む現代においても、宗教・文化圏を越えて普遍的に存在する精神的行為の構造そのものを探求しています。 

本展では、両者が「光を灯す」という行為自体に焦点を合わせます。
光は人を「見られる主体」として拘束する装置でもある。高橋は火が燃え続ける過程を、容姿にまつわる苦痛が生成・増幅・あるいは消尽する契機として捉え直します。
松岡は、教会で献灯された蝋燭の残滓に着目し、蜜蝋画という長期的保存性をもつ古典技法を介することで、祈りの行為がもつ時間性と遺構性を再構築します。

同一の現象としての「光」を扱いながら、両者の思考は対照的な方向へと展開します。可視性をめぐる暴力性と、不可視性を支える精神性。二つのアプローチが同一空間に並置されることで、光という概念がもつ作用「照らす、暴く、祈る、焼く、宿す」が立ち上がります。

DMのマッチ箱は、手を介して「光」に触れるための入り口として用意しました。
火を灯す行為に能動的に参加することで、祈りと可視性という異なる軸を交差させ、本展が扱う光の多層的な意味を明滅させます。
「見えない」祈りと「見える」見た目をめぐる二つの実践を、ぜひご高覧ください。

高橋鮎子 WEB Instagram
1994年生まれ。「ルッキズム」を主軸に、そこから生じる社会的抑圧や医療行為について制作。取材や自身の体験をもとに、絵画・インスタレーション・文章を用いて発表している。
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻 修了
主な展示
2025年「Unframing the bodies」(GARDE Gallery)
2023年 「収縮と剥落」(HIRO OKAMOTO GALLERY)
2022年 個展「Kalavinka」(TAV GALLERY)
2021年 個展「no exit」(JINEN GALLERY)

松岡まどか WEB Instagram
儀礼や祭りといった人間の根源的な営みを、精神的かつ文化的な創作行為として捉え、それらの破片をインスタレーションや立体、絵画など様々な媒体を用いて2次創作的に作品に転換している。
2024年ポーラ美術振興財団財団研修員、2025年吉野石膏美術振興財団在外研修員としてフランスに滞在。
主な展示
2025年 「SUMMER BODY」(le Wonder, Bobigny France)
2024年 東京藝術大学卒業・修了作品展
2023年 石橋財団国際交流油画奨学プログラム報告展(Yuga Gallery)
2021年 場景 Jo-kei(光明寺會館、広島)

開廊情報
会期:2025年12月6日(土)-12月21日(日)
時間:土日 13-17時
   火水金 17-20時30分
休廊日:月曜日・木曜日
場所:ok gallery
   https://www.instagram.com/okgallery_tokyo/
住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-61-3 神永ハイツ1F
東京メトロ千代田線代々木公園駅3番出口より徒歩7分、小田急小田原線代々木八幡駅北口より徒歩9分
https://maps.app.goo.gl/WYJmbc5maTXcRiMH6